あたまの中の棚卸し

日々の生活で積もり積もったあたまの中のもやもやを棚卸するブログ

書類送検ってなに?

最近あまり新聞も読んでいないし、テレビのニュースも見ていないなと思い始めて、心癒されるわんにゃん動画だけではなく、すき間時間でニュースをチェックするようにしようと思い立ったのがまあちょっと前のことなのですが、今日のニュースチェックで気になった単語が『書類送検』。

news.livedoor.com

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www.msn.com

 

耳にする機会はそこそこあるものの、意味をよく知らず、「犯罪行為をした人が、懲役刑などの罰を受けることなく、書類手続きでうやむやに終わる案件?」とぼんやりした認識でいました。
なので、上記のニュースを読んで以下の感想を持ったのです。

■少年2人の決闘の件
わかる。決闘罪には抵触するけれども、両者間で納得の上で行ったことだし、他の誰にも迷惑が掛かっていない。
むしろ決闘の経緯からして非常に潔い。罰は与えられないでほしい。

■池袋の件
事故を起こした人が元省庁勤務で社会的地位の高い人だったから警察が及び腰なのだろうか。
SNSでも上級国民だから配慮されているんだとかすごく騒がれていたし、きっとそうに違いない。
被害者の方のご遺族、関係者のお気持ちを考えるにあまりにもひどすぎる。


■医師3人のわいせつ事件
性犯罪は許せない。
1名は逮捕後に起訴・公判中、他2名は書類送検からの不起訴処分...行為の程度に違いがあるのか示談で済んだのかよくわからないけれど、懲戒免職・実名公表というのは大変すばらしい。


そしてここにいたって、「む?書類送検からの不起訴処分ということは起訴処分になる場合もあるのだな?私の認識って間違っているのでは?」とあたまの中にもやもやが発生したので、きちんと調べることに。


そしていろいろ調べた中で一番わかりやすかったのがこちらの行政書士事務所様の情報。

gs-akatsuki.net

 

私はWikipediaをはじめとする辞書が好きなので、よくわからないことがあってよっしゃ調べてみるかとなった場合はまずWikipediaと検索するか、辞書を引くのですが、今回はいまいちよくわからず。
最終的にたどり着いたこちらの先生の情報のわかりやすさたるや。すごい。


そして起訴の意味、定義は以下。

ja.wikipedia.org


その点を踏まえてみると感じ方はすこし変わってくる。

■少年2人の決闘の件
2人とも決闘の事実を認めているし、逃亡の恐れもないので逮捕は必要がないので書類送検に相当する。
起訴・不起訴はこれから決まる。起訴に終わってほしい。
今回の件は、決闘罪には相当するけれども、不Wikipediaを参照するならば「(20) 起訴猶予」で不起訴処分になるのが妥当なのだろうか。

■池袋の件
事故を起こした側のこれまでの対応には釈然としないが、逃亡の恐れがないと言われれば確かにそうかもしれない。
そもそも、他の交通死亡事故の案件は即逮捕になる割合が多いように感じてはいるが、具体的な逮捕率のデータが調べきれなかったので、今回の件が書類送検になったのは妥当なのかもしれないけれども、なるほどねとは思えない。
逮捕、書類送検の理由を明確にする制度ならいいのに。
とはいえ、2019年4月の件が11月になって書類送検になるのは時間がかかりすぎなのでは。(と思って調べてみたら、書類送検はそもそも拘留しないで調査を進めていくので、結構な時間がかかることも多いよう)
起訴・不起訴はこれから決まることになるが、起訴処分になってほしい。
体調から考えても運転してはいけないとお医者さんから言われていたうえでのこの件なのだから、本人の年齢を理由とした起訴猶予になんて絶対になってほしくないし、有罪判決になってほしい。

■医師3人のわいせつ事件
性犯罪はやっぱり許されないものだとおもう。
うち2名が書類送検からの不起訴処分になった理由はわからないけれども、残り1人は逮捕後、起訴されているのできちんと捜査・検証されたうえでの判断なのかなと思う。
懲戒免職=医師免許のはく奪ということではないようなので、懲戒免職自体がかなり厳しい処分ではある。
公判中の件含めて、被害にあった人が納得できる結果になるといい。

ja.wikipedia.org


と、自分の感想をつらつらと書いてしまったのですが、本筋に戻って書類送検とは何なのか、について。
自分向けにひらたくまとめると書類送検は、本人の逮捕を必要としない状況で書類手続きで検察へ案件の引き渡しが行われること。起訴・不起訴になるかは送検後に決まるので、書類送検=不起訴(懲役刑、罰金などの刑が科されない)と言うわけではない』

うむ。あいまいな理解が、少し理解になった気がする。